つぶやきば@はてなブログ

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内田弘樹『艦隊これくしょん −艦これ− 鶴翼の絆』(富士見書房)

エロ漫画レビューをサボって久しいですが、リハビリがてら読んだものの短観でも書いていこうかなぁと思います。

本作の主人公は五航戦の妹、「幸運の空母」こと瑞鶴。我々の世界における先の戦争(作中では「あの戦争」と表記されます)において轟沈されるまでの記憶を引き継いで、我々のいる世界とは別の日本(深海棲艦によって全てのシーレーンが寸断され、各国が個別に艦娘と共に戦っているという設定)で、人間として生まれ変わったという設定です。なので、メインとして出てくる艦娘達は「あの戦争」の記憶から同じ失敗を繰り返すことがないよう、そして「あの戦争」で生まれた「悔い」や「無念さ」みたいなものから解き放たれるために戦いに臨んでいます。艦これノベライズの他作品である、築地俊彦艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! 』(ファミ通文庫)と比較すれば、結構重い世界観になってはいますが、読んでて落ち込むような鬱展開とかは全くありません。前世の「呪縛」を自分の力で打ち破らんとする瑞鶴は、熱血ヒーローものの主人公然としていて、寧ろ前向きな気持ちになります。この1巻で終わりだと思っていたのですが、2巻も出るようなので、早く続きが読みたいです。

メイン以外では一航戦と、飛鷹・隼鷹の軽空母コンビが準主人公ポジションです。「一緒にしないで」なんて言ってる加賀さんや飛鷹のツンデレっぷりは必見であります。

ちなみに読了翌日にデイリー建造で空母レシピ(300/30/600/400)を回したら翔鶴さんをゲット出来ました。五航戦が欲しい皆は早く書店で買いに行くんだ!w